こんにちは、横浜で30代、40代以上の大人な髪型と乾かすだけで決まるお手入れが簡単な再現性が高いショート・ボブ・メンズカットが大得意です。お客様の事を考えて髪質、クセ毛を生かしたカットも得意なカトウタカシ@takashi2025←Instagramでスタイルを更新中
くせ毛を活かすカットとは?最近Instagramやネット上でも多く見かけるくせ毛を活かすとはどんなカットの事なのでしょうか?
髪質にくせ毛がある方はくせ毛で悩まれてる方も多いかと思います。縮毛矯正をかけずにくせ毛を扱いやすく出来ればとても楽になり嬉しいですよね?
そんなくせ毛を活かすカットについて、メリット、デメリットを含めて解説いたします。
くせ毛を活かすカットとは?
くせ毛を活かすカットは名前の通り、髪質のくせ毛を活かせるように髪をカットして髪型をデザインするという事です。
では、くせ毛を活かす髪型とはどの様な髪型なのでしょうか?
くせ毛を活かした髪型とは?
くせ毛を活かしたカットでデザインした髪型はひとえにくせ毛を活かすカットでくせ毛を活かすといっても
くせ毛の強弱によってもスタイリングもカットの仕方も変わってきます。
くせ毛の種類や強さの段階別にご説明していきます。
緩めなくせ毛のショートヘア
くせ毛を活かしたカットをする前の状態が下の写真です。生え際に緩めなくせ毛があり緩いうねりが出ます。
いつもはボブベースで重みでくせ毛を落ち着かせてました。全体の切る前の状態です。
上の写真はカット前の状態です。緩いくせ毛の髪質はボブの様な段差の少ない厚みと重みのあるヘアデザインにするとくせ毛が落ち着いて
まとまりやすいです。しかしボブベースは段差があまりないために動きが出しずらいという事です。
では、段差のあるショートヘアはくせ毛が強く出てすつぃリングなどが扱いにくでしょうか?
上の写真はくせ毛を活かすカットでデザインしたハンサムショートです。
丸みがありメリハリのあるスタイルになります。襟足の跳ねるくせ毛もおさまりの良い長さにカットすると跳ねにくくする事が出来ます。
ボブの様に重さで落ち着かせる事良いですが、動きと変化をもたらすにはハンサムショートがオススメです。
丸みのあるショートデザインは自宅での再現がしやすくてとても扱いやすいです。
膨らむくせ毛の方のショートヘア
くせ毛を活かしたカットをする前の状態が下の写真の様な髪型です。毛量も多く膨らみやすいくせ毛の方です。
ベースカットでしっかり膨らむくせ毛を抑えてカットし、おさまりの良いデザインに切ります。毛量が多く膨らむ方は削ぎ(鋤はさみで軽くする)
という事が必要です。
鋤はさみを闇雲に多用するとパサつくし収まりが悪くなりますが、
ヘアデザインが出来てる状態で入れる事で余分なボリュームを抑える事が出来ます。
上の写真は、くせ毛を活かしたカットでハンサムショートした写真です。
毛量が多い部分もベースカットと毛量調節でバランスよくカットして膨らみにくくなってます。必ず鋤ばさみを多用する事ではヘアデザインは作れません。必要な髪質やご年齢に合わせて変えていきます。
今回は毛量が多めで髪質も硬く強めな方ですので少し多めに鋤ばさみを使用しております。
膨らむくせ毛の方のロングからショートヘア
くせ毛を活かしたカットでロングからショートヘアにカットした写真です。
上の写真はカットする前の写真です内側にうねるくせ毛があります。バックのポイントを短く切ってしまう事で
くせ毛が気になりにくくなります。
上の写真は襟足が少し長めにする事で収まりよいデザインにする事が出来ます。
ここまでバッサリとカットすると乾かす時間もぎゅっと短縮され扱いやすくなりますが、少し慣れが必要でもあります。
髪がくせ毛でうねり膨んでしまう髪質の方のディスコネクションしたショートボブ
くせ毛を活かしたカットでうねりが強く膨らみが出やすい硬い毛質のくせ毛の方のオススメしている。
ディスコネクション(上のセクションと下のセクションで長さを変えて切り分けて繋がらない様に切る技法)を使う事で良くくせ毛を扱いやすくする事が出来ます。
上の写真は切る前の写真です。半年前にツーセクションカットさせていただいたのですが、下が伸びて膨らみが出てます。
長さはあんまり変えたくないですが、膨らみを取りたい場合です。ディスコネクションで下のショートカットの様にレイヤーをいれて
上のセクションを被せるデザインに切ります。
上の写真はくせ毛を活かしたカットしたボブです。通常のボブと違って内側が短めなので軽く動きが出しやすいです。
膨らむくせ毛で、髪質が硬めや毛量が多めにオススメです。くせ毛や年齢毛で髪がパサつくのが気になる方は毛先をワンカール巻いていただくと
よりくせ毛を活かした緩めなウェーブデザインにする事が出来ます。
ディスコネクションしたくせ毛の方のショートヘア
くせ毛を活かしたカットのディスコネクションで作るショートヘアはツーセクションとも
いい上のセクションと下セクションを別々に考えてカットデザインを構成します。
基本的にカットは一番下の髪の毛(襟足)から上(頭頂部)の髪の毛までカットした切り口がつながってきます。つながりが綺麗に切れてると髪の重なり(段差)がつながって
スタイリングした時に跳ねにくく髪型が扱いやすくなります。その上で毛量を調節します。(鋤ばさみを使用します)
きちんとカットされてる状態で鋤ばさみを正しく使用するのが基本的なカットです。
しかし、強いくせ毛や多毛の髪質の場合、基本的なカットではヘアデザインするには限界があります。
髪質や骨格を見極めて通常のカットの様と違いつながらないカットするディスコネクションはくせ毛や多毛の方にとても有効なカット方法です。
上の写真はカットする前の写真です。くせ毛が強く収まりにくい状態です。くせ毛の方向性を考え
今回はいらない部分と残す部分のセクション考えた、ディスコネクションでカットしていきます。
上の写真はカット後の写真でハンドブローのみの仕上がりです。
必要ないセクションをしっかりカットし、残す部分を考えてカットすると乾かすだけで収まりよく、骨格補正し後頭部の
丸みをカバーする事が出来ます。
ディスコネクションしたくせ毛が強めな方ショートヘア~
くせ毛を活かしたカットでうねりが強いくせ毛の方もショートヘアにする事が出来ます。
良く美容師さんとの提案で『くせ毛を落ち着かせるには重くしておいた方がいいので切らない方がいい』
と提案されることがありませんか?
これはもちろん間違いなく正しいとは思いますが、くせ毛を活かす事は出来ません。
髪の毛の重みでくせ毛を隠してる事になります。
長年、ボブやロングで重たく落ち着かせることに飽きた方にはくせ毛を活かす髪型にして変身してみてはどうでしょうか?
いつもの落ち着かせる髪型よりくせ毛を活かす髪型のデザインは180度変化します。
髪の扱い方も慣れてしまえばいつもストレートアイロン等でくせ毛を伸ばすよりも楽で
乾かす時間も10分は短縮できます。
上の写真はカットする前の写真です。うねりが強く縮毛というイメージになります。通常にカットしても生かす事が難しいかもしれません。
ディスコネクションする事で下の膨らむセクションを抑え活かせるように髪型を考えます。
上の写真はバックからの写真、二枚目はサイドからの写真です。
カットでくせ毛を伸ばすことは出来ませんが、膨らむ部分を無くし、くせ毛の良い部分である動きが出るという性質を活かして
カットすればショートヘアにする事が出来ます。
ヘアカラーもハイライトをやや太め(くせ毛の方は細いと見えずらい)で入れる事でくせ毛の硬いイメージを一新する事が出来ます。
スタイリングは乾かすだけですが、注意としてスタイリング剤は必須です。
おススメなのはトリートメントフォームとシアオイルです。くせ毛の髪質は乾燥しやすい特性があります。
お肌でいうなれば乾燥肌と一緒です。水分をいれ油分で包むイメージでスタイリングするとパサつきにくいです。
まとめ
くせ毛を活かたカットの髪型は
メリットはイメージの変化、スタイリングになれれば扱いやすくなる、自分のホントの髪質を好きになれる。
くせ毛=その方の個性だと思ってます。
ご年齢による髪質の変化、いつもと変わらない動きのないストレートスタイル、不自然な髪のストレート感
縮毛矯正とカラーによるダメージの悩みなど・・・
今までの悩みを解決できる方法の一つでもあります。
デメリットはスタイリングに慣れるまで少しだけ時間がかかることもありますが、少しだけ個性的な髪型になるという事です。
『自分に似合うのかなと?』と切ることに躊躇してしまうという事です。
年齢による髪質の変化、同じ髪型や縮毛矯正を繰り返していくのもボリュームダウンしすぎたり飽きたりします。変化を求めてたりくせ毛でお悩みの方はご相談ください。
※必ずしもくせ毛ショートヘアにするのが正解という事ではなくて、一つの選択肢です。
ストレートヘアではなく、ご自身の本来の髪質を活かして髪の動きを楽しめる事に繋がります。