こんにちは、横浜で30代以上の大人な髪型と乾かすだけで決まるお手入れが簡単な再現性が高いショート・ボブ・メンズカットが大得意です。お客様の事が普段快適にできる事を真剣に考えて髪質、くせ毛を生かしたカットも得意としてるカトウタカシです@takashi2025
最近、ドラッグストアや美容室などでもシャンプーの種類が非常に豊富でどれを選んでいいのか分からないという方が多く『私にあったシャンプーをどれですか?』などの質問をよく伺います。
ご自分で正しいシャンプー剤の選び方を出来る様にシャンプーの成分や種類。頭皮の肌タイプ、正しいシャンプーの仕方などを記事に書いてみました。良ければご参考にしてください。
シャンプーをする目的は?
シャンプーの違いと選び方、洗い方を知る前にまずはシャンプーをする目的を知っていただきましょう。
本来のシャンプーをする目的は髪だけじゃなく頭皮を清潔に保つことを目的にしてます。
洗う頻度は?
シャンプーで頭皮を洗う頻度は基本的には毎日を推奨します。
欧米や海外の習慣でお湯のみで(湯シャン)汚れを洗い流す人もいますが
日本は偏西風によって乗ってくるpm2.5や花粉などが髪に付着し毛穴に入ります。
また毛穴からは分泌される皮脂や汗なども落とす必要があります。
身体で一番汚れるところは頭?
シャンプーで洗い所は頭皮や髪です。カラダは服に覆われて守られてますが、手や顔と同様に頭皮や頭は露出してます。
外からは埃、空気中の汚れ、スタイリング剤などが付着しやすいです。内側からは汗や皮脂でも頭皮が汚れます。
シャンプーの違いと選び方、洗い方をしってしっかりケアすることが重要です。
頭皮の状態とシャンプーの関係
シャンプーの違いと選び方で重要な成分ともなります『界面活性剤』が汚れを落とす成分として配合されてます。界面活性剤は汚れを吸着し落としてくれます。
しかし界面活性剤を多く配合してるシャンプーで過度に洗うと髪に摩擦が起こるのでダメージになることもあります。
シャンプーの一番の目的は頭皮を洗う事です。頭皮の状態を考えてシャンプー剤を選ぶはオススメです。
シャンプーの選び方は?
シャンプーの違いと選び方、洗い方で重要なのが洗う目的となる頭皮の状態からシャンプー剤を選ぶ事です。
頭皮は自分自身で見ることが出来ないので、美容師に視診・触診をしたりなどで皮脂のタイプを判断するの目安にするのもおススメです。頭皮の肌タイプは以下の様に分類されます。
脂性肌タイプ
皮脂が過剰に出てべたつきやすい。見た目には皮脂がたまってる事が多いです。
洗浄力の高い界面活性剤を含むものを選ぶのが良いです。
乾燥肌タイプ
皮脂の分泌が足りず、頭皮の水分が蒸発し乾燥しています。
部分的に皮膚がめくれ、細かいフケが見られする。刺激の弱く保湿力の高いシャンプーがオススメです。
乾燥性脂性肌タイプ
皮脂の取りすぎによる感想が原因で皮脂が過剰分泌している肌質です。
皮脂をしっかり取り除く洗浄力と保湿力が必要。頭皮の洗い方も優しく洗う事が大切です。
健康肌タイプ
皮脂と水分のバランスが取れた肌。毛穴も皮脂が詰まっておらずきれいで、頭皮の色は全体にうっすら青い肌をしてます。
理想的な頭皮の状態。維持するためにも正しい洗い方と頭皮に合った洗浄力のシャンプーを選ぶことが大事です。
アレルギー肌タイプ
特定の物質や成分に対してアレルギー反応が起きてしまう。頭皮診断だけではわからずパッチテストやアレルギー検査が必要です。アレルギー反応で痒みや炎症や起こしてしまう事もありますので注意が必要です。
頭皮の汚れの種類は?
シャンプーの違いと選び方、洗い方で知っててもらいたのは汚れの種類も知っていただくと良いです。
普段の生活でおこる髪や頭皮の汚れを下の様に分類します。
体からの汚れ
汗・皮脂
毎日、汗腺・皮脂腺から分泌されるもので分泌量で固形物(皮脂の塊)や汚れになります。
フケ
ターンオーバーによってはがれた角質や垢と皮脂、ほこりなどの化合物。乾燥や皮脂分泌のバランスで発生する症状です。
外的な付着の汚れ
スタイリング剤
ヘアケア・スタイリング剤に含まれる油脂性分やシリコーンなどの成分が残留し頭皮に付着します。
排気ガス・たばこの煙
排気ガスやたばこに含まれるか化学物質や煤。毛髪はに付着します。
ちり・埃・大気汚染物質
大気中の浮遊してる固形物が髪に付着し頭皮のフケの原因になることもあります。
頭皮の状態に合わせた界面活性剤を
シャンプーの違いと選び方、洗い方を左右するのは洗浄力と刺激の強さです。頭皮の肌タイプの状態はお伝えしましたが、そこに合わせて影響するのは界面活性剤です。
界面活性剤とは
シャンプー剤の主に配合されてる。非常に優れた成分で構造の中に親水性(水に溶けやすい原子団)と親油基(油分に溶けやすい性質)を持つ物質です。
本来交じり合わない水と油を混ぜ合わせることが出来る物質で親水基のイオン化にによって種類や特性が変わります。
マイナスイオンは洗浄目的で配合。プラスイオンになるものはトリートメント類に配合されてます。
合成界面活性剤の種類
親水基と親油基を化学反応させた界面活性剤です。ほとんどの洗浄剤やシャンプーに使用されています。天然成分の界面活性剤は希少化学反応させて作る原料に植物や石油などが使われる事が多いです。
食器や衣類などを洗う洗剤にのも界面活性剤は配合されてるの髪に悪いと思われてる事もあったりしますが、成分配合量や種類によって洗浄力の強さなどが全然違い、洗浄するには不可欠な成分です。
高級アルコール系
安価で販売されてる市販製品に多くみられるのはこの高級アルコール系といわれるシャンプー特徴は洗浄力と泡立ちが良く刺激も強めです。
刺激性が高いため、添加剤、活性剤などが多く配合されて名称も変更している。洗浄力が強いので必要以上に皮脂や油分をとってしまう事もあります。
表示名称例 ラウリン硫酸塩Na ラウレス‐2 硫酸Na など
アミノ酸系
アミノ酸を主体とした界面活性剤の弱酸性のシャンプー。毛髪の親和性が高くしっとりとした質感にしてくれます。コンディショニング効果の高いものも多いです。美容室専売品に多く当てはまる系統の種類です。
洗浄力はマイルドで低刺激なものが多いです。
表示名称例 ココイルグルタミン酸Na、タウリンNa、ココイル加水分解など
乾燥気味な頭皮、カラーパーマなどのケミカルダメージがある髪に◎なシャンプーでおススメです。
石鹸系
通常の石鹸と同様。アルカリ系は洗浄力が高くPHが高く刺激も強いです。髪が硬い質感で少しギシつく事もあります。
生分解性という微生物などに分解される性質が高い。環境に優しいシャンプーともいえます。
酸性石けんは皮膚や頭皮への刺激は低いタイプもあります。
表示名称例 オレイン酸Na ヤシカリ石けん
バージン毛、健康な頭皮向きなシャンプーです。
無添加シャンプー
アレルギーを引き起こす成分を指定された成分を取り除き、人工着色料、人工香料の不使用、無香料・無着色などが不使用として作られてるシャンプーです。
化学合成された物質を使用する代わりに、安全性が確認されていない天然由来の物質を使用していることも多く、無添加だからといって必ずしも安全性が高いとは限らないうえ、指定されてない成分が配合されてる事もあるのでまったく添加してないという事は難しいといわれてます。
シャンプーの正しい洗い方は?
シャンプーの違いと選び方をお伝えしましたが正しい洗い方も知ってていただけると必要以上に頭皮を擦らずに乾燥しない様に油分を残し、汚れた皮脂などを落とす事も出来ます。
お湯の温度は38~40度
シャンプーをする前によくすすぎをします。この時に重要なのがお湯の温度です。
良く美容室でシャンプーをされるときに、『お湯加減はいかがですか?』と聞かれることがあるかと思います。
美容師は手首で温度を確かめる(皮膚が薄く温度が分かりやすいため)のですが、適正温度は概ね38度~40度くらいです。
皮脂、汗やほこりをおとす適正な温度で、予洗いをする事で汚れを落としやすくすることが出来ます。40度以上で洗うと必要以上に油分を落としてしまい乾燥し、負担になる事も・・・
よくすすぐことは正しいシャンプーをする為に重要な事です。しっかりまんべんなくすすぎましょう。表面に付着した汚れが落ちてシャンプーの泡立ちも良くて頭皮を洗いやすくなります。
実際にシャンプーしてる動画です。
適度な泡立ちが髪を擦りすぎずに地肌を洗いやすくしてくれます。ただし泡立てするときに擦りすぎるのも髪にはよくありません。
アップでも撮影してみました。
指を立てすぎない様にまんべんなく地肌をジグザグに擦ります。
この時、力を入れすぎない様に優しめに早く擦ることで地肌に負担が少なく頭皮を洗うことが出来ます。
美容師がお客様を洗う目線ですが、普段のシャンプーの工程や意識することは同じです。ご自分で洗う時も同じように出来ると思いますので是非やってみてください。
ご自分で洗う時は下から洗う方がおススメです。美容師の場合はあおむけで洗ってるのですが、ご自宅では頭頂部が上になります。頭皮の筋肉は頭頂部が少なく側頭部や後頭部の方が毛細血管や筋肉が発達してます。そこからほぐす方が効果的です。
シャンプーは洗髪ではなく頭皮を洗うために
シャンプーをする目的は毛髪を洗う事ではなく、頭皮を洗う事です。シャンプーの成分である界面活性剤が80%の汚れを吸着し毛髪についた汚れを落としてくれます。
毛髪を擦るのではなく、頭皮をやさしく洗うイメージで洗いましょう。
質問&答え
市販でおすすめのシャンプーはありますか?
シャンプーの種類や頭皮のタイプをご説明しましたが、市販でおすすめというよりか頭皮や髪質に合わせて選ぶことが重要です。
市販のシャンプーで良いものもあるかと思いますが、高級アルコール系のシャンプーだと洗浄力が強かったり、カラーやパーマをなどケミカルダメージがある髪には負担になる事もあります。頭皮や髪質に合わせたシャンプーを使う事がおススメです。
シャンプーの仕方(洗い方が)難しい。正しいシャンプーやすすぎの仕方を教えてください。
先ほども上げたシャンプーの動画の様にジグザグに指を動かしながら、力を入れすぎずに地肌を擦ります。
下から上に上がって擦ります。頭頂部には毛細血管や筋肉が少ないので後頭部や側頭部の筋肉をほぐしてからシャンプーすると頭皮全体の血流が良くなります。
シャンプーする前のすすぎと、シャンプー後の泡残りは痒みになることもあります。耳後ろや後頭部に泡が残りやすいので念入りにすすぎを約2~3分くらい流すのがおススメです。
シャンプーの違いや選び方はわかったのですが、サロン専売品と市販品の価格の違いがありますが、違いの理由は何でしょうか?
サロン専売品と市販品の価格差はサロン専売品は原材料や成分などを中心に費用をかけ、市販品は広告費とパッケージ等に費用をかけてます。
市販品は市場が広くロット数が多く販売されてます。販売経路が多岐に広がるので広告費に費用がかかります。サロン専売品は販売経路がサロンを中心に販売。広告費はそこまでかかってない分、保湿成分や原材料にコストをかけることが出来ます。
サロン専売品のsh2800円300㎜のシャンプーを2㎜毎日使って約19円と日割り計算するとそこまで高くありません。スキンケア商品と某高級美容液4000円50㎜を毎日1㎜としても80㎜比較しても半値以下です。
頭皮とお顔は皮膚一枚でつながってます。シャンプーは髪を洗うというより頭皮を洗う物です。同じ地肌や髪を洗い保湿する事を考えてサロン専売品は作られてます。
またサロン専売品は頭皮を診断してもらったうえで適したシャンプー剤などを選んでもらえます。例えばお医者さんの処方箋がサロン専売品。市販品はドラッグストアの市販薬がイメージとして近いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?シャンプーの違いと選び方、洗い方は?正しいシャンプーの選び方でご自分の頭皮に合わせてシャンプーを選び、正しいシャンプーの仕方で洗う事も重要です。
シャンプーは髪を洗うものではなく頭皮を洗う物で、洗う時には摩擦は必ず生じます。優しくいたわりながら汚れを落として、頭皮と毛髪を保湿して乾燥から守ってあげましょう。
ご自分の選択肢で頭皮と毛髪の環境は変わります。洗い美しい髪を作る頭皮環境を整えましょう。