こんにちは、横浜で30代、40代以上の大人な髪型と乾かすだけで決まるお手入れが簡単な再現性が高いショート・ボブ・メンズカットが大得意です。お客様の事を考えて髪質、クセ毛を活かしたカットも得意なカトウタカシ@takashi2025
頭皮やカラーアレルギーを考えた。安心なノンジアミンカラーで明るめな白髪染めやヘアカラーも出来ます。
先日、大阪でノンジアミンカラー施術で有名な小野さんの講習に勉強してきました。学んだことや、自分のカラーで痒みが出たりします。ヘアカラーのアレルギーやカラーをする方法についてご紹介いたします。
ジアミン染料とは?
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミンアレルギーやヘアカラーのかぶれとは何なのか?対応策を知りたくノンジアミンカラーとはどんな感じなのかを学びに三鷹まで行って参りました!
ジアミン染料とは、アルカリカラーに含まれる酸化染料の一種。
毛髪内部で酸化結合し高分子化して発色します。
黒髪~茶色を表現しやすく発色も良く日本人のヘアカラーにとっては必要不可欠な染料。
※ただしアレルギー性が強いため使用が禁止されてる国もあります。
アレルギー反応
ヘアカラーアレルギーの原因やヘアカラーのかぶれは、”刺激性接触皮膚炎”と”アレルギー性接触皮膚炎”に分類されます。
刺激性接触皮膚炎
ヘアカラーアレルギーの原因とは違い、皮膚が敏感な方や皮膚に傷があったりと皮膚のバリア機能が弱ってる時に皮膚接触した物質によって、赤み、痛みなど
症状を起こす皮膚炎で誰にでもおこりえます。
アレルギー性接触皮膚炎
ヘアカラーアレルギーの原因であるアレルギー性のかぶれとは皮膚と接触した原因物質(アレルゲン)から、身体を守るために免疫が過剰に反応し、特定の成分に
対してアレルギーになった人だけに、赤みや痛みなどの症状を起こす皮膚炎の事。
感作が成立した人のみ生じる反応。
※ヘアカラーであれば主にアルカリカラーに含まれる酸化染料(ジアミン)によって引き起こされます。
アレルギー性接触皮膚炎には、①遅延方 ②即時型の2種類があります。
ヘアカラーのアレルギー性接触皮膚炎の多くは、酸化染料による遅延型アレルギーとなります。
典型的な反応は6時間後から半日後にかけてかゆみを感じ、その後かゆみ、赤み、腫れ、ブツブツなどの
皮膚炎症状がではじめます、48時間後には最もひどく症状がでてしまいます。
②の即時型は『アナフラキーショック』といわれ、今まで自覚症状があった方で軽い症状を我慢していたが
繰り返して使い続けたりすると、強いアレルギー反応が突然おこります。
※ヘアカラーによるアレルギー反応は一生続くとも言われてます。
一度でもヘアカラーで被れたことのある方、今後別の色番、別ブランド、メーカー問わず、酸化染料(ジアミン染料)が
配合されたカラーは使用できません。
アルカリカラーで起こるかぶれの原因
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミン染料以外に
アルカリ剤(アンモニア モノエタノールアミン) 過酸化水素(オキシ)
ブリーチ作用による刺激性かぶれの原因となる場合が多い。
『アレルギー性かぶれ』か『刺激性かぶれ』かどうか?
判断していけば、対応方法も変わってきます。
刺激性かぶれの場合
ヘアカラーアレルギーの原因以外の刺激性かぶれに気をつける事は
- 先にシャンプーをしない
- 頭皮に保護オイルを塗布
- 頭皮に直接カラー材を塗布しない
- アルカリ濃度を下げる
・アレルギー性かぶれの場合の対策
主にアレルギーの原因物質『ジアミン(パラフェニレンジアミン)』を含まないカラー
このパラフェニレンジアミンは日本人のアレルギー反応にもっとも多く
ジャパニーズスタンダードアレルギーとも言われています。
ノンジアミンカラーを使用する
ヘアカラーアレルギーの原因であるジアミン染料の無いカラー剤ノンジアミンカラーを使用することが安心です。
下の写真がノンジアミンカラーの『ノジア』です。
ノンジアミンカラーとは?
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミン染料を含まないヘアカラーの事で、ノン・ジアミンという意味合いになります。
広い意味では、ヘアマニキュア、ブリーチ、ヘナもノンジアミンと呼べます。
ノンジアミンカラーの種類
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミン染料を含まない染料は下記の種類に分類されます。
- ヘアマニキュア(酸性染料)
- カラートリートメント(塩基性HC染料)
- ライトナー、ブリーチ(脱染剤、脱色剤)
- ヘナ、インディゴ(天然染料)
『塩基性染料』・・イオン結合の働きによりアルカリ性に」傾いた髪の毛の表面に染着しやすい
(ダメージいた髪の毛と相性が良い)頭皮についても落ちやすい
『酸性染料』・・イオン結合の働きにより酸性に傾いた髪の毛の表面に染着しやすい。
(健康毛と相性が良い)頭皮につくと色が残りやすい
『HC染料』・・分子が小さく髪の毛の内部に入っていきやすいが色抜けもしやすい。
以上が小野さんの講習で学んできたこと。
ノンジアミンカラー『ノジア NODIA』
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミン染料の入ってないカラー剤『ノジア』
自分がこのノジア講習に参加したいと思った理由は『ヘアカラーによる刺激に悩んでる方』
『ジアミンアレルギー反応が怖い』等の悩みが実はとても多いとサロンワークを通じて感じてたからです。
自分が担当させていただいてるお客様も、カラー施術して被れたり、刺激があったりと何か良いカラーは無いですかとご相談を受けることが良くありました。
今回、講習で学んだのがノンジアミンカラー『ノジア』(NODIA)です。
名前の通りでノンジアミンカラーを略して『ノジア』です
ジアミンアレルギーに対して施術できるカラーです。
メリットは?
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミンが入ってませんので下記の事がメリットとしてあります。
- ジアミンアレルギーの方でも安心して染められる
- マニキュアと違い根元まで染められる
- 艶がありダメージも限りなく少ない
- ノンジアミンカラーの中でも染まりが良い(6レベル程度の濃さ)
デメリット
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミンが無い分のデメリットもあります。下記のとおりです。
- 通常の酸化染料と比べると染まりがにくい(ノンジアミンの中で比べると)
- カラー直後、数日色流れの可能性があります。(染めたては色移りしやすい)
- 色味のバリエーションがまだ少ない(これから増える予定)
基本的に塩基性カラーなので明るくはなりにくいですが
ハイブリットカラーのご案内もしてます。
ヘアカラーアレルギーの原因であるジアミンが入ってませんがトーンアップも可能です。
通常一度ライトナーなど、ジアミンが配合されてないカラー剤で明るくしてから、ノンジアミンカラーを被せます。
しかし、ハイブリットカラーだと一回である程度まで明るく出来ます。
ノンジアミンカラーノジアをする前は?
ヘアカラーアレルギーの原因であるジアミン不配合のカラーノジアを実際使用しました。
モデルさんは白髪の割合が30%前後です。
アレルギー性と刺激を抑えて中明度まで明るくできる。
頭皮や髪に優しく艶々になります。
この先アレルギーが出ないための予防にもなります。
花粉症そうなのですが、酸化染料を続けるとアレルゲンが貯まり、アレルギー反応がでることがあります。
染め方はカラーのように染めます。下の様に染めます
ノンジアミンカラーノジアの施術仕上がりは?
ヘアカラーアレルギーの原因のジアミンアレルギーを不配合のノジアの施術仕上がりはとてもきれいです。
ダメージも少なく艶間がある髪に!白髪染めトリートメントの様なコーティング作用が。
トーンも明るくなります。
6~8レベル位までは対応できます。(白髪の量にもよります。)
仕上がりは下の写真の様に仕上がります。
艶感があってトリートメントされてるかのように光沢がでます。コーティング効果もあるのでヘアカラーよりつやが出やすいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ヘアカラーアレルギーの原因ジアミン染料のカラーとノンジアミンカラーの違いは?
※すでにジアミンアレルギーや被れやすい方にはハイブリットカラーは使えない場合があります。
※必ずしもノンジアミンがいいという話ではなく、酸化染料の良さもあります。
色の発色、染まり具合等を考えると当然ですがジアミン配合の酸化染料のが良いです。
選択肢として、安心と安全なカラー剤のノンジアミン、ハイブリッドカラーがあります。
お客様自身にとって何を優先で選択するのか?今までとこれからを考えてる選択肢として選べます。
ご相談お待ちしてます。